モンスター・コレクションTCG総合ルール&その他もろもろ更新しました!

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全国津々浦々のモンコレファイターの皆様、こんにちは。
ブロッコリーのモンコレ担当久保田です。

本日は皆様に重要なお知らせがございます。
4月30日の公式HPの更新にて、モンスター・コレクションTCGの総合ルールが更新されました。
いままで多くのファイターの方からルールについてご質問をいただいておりましたが、ルールに定義されていないため回答できないものもいくつかございました。
今回の更新では、そういった部分や今まで曖昧にされていた部分を新しく定義し、Q&A等と矛盾していた部分を修正しました。
また、この総合ルールの更新に合わせて、公式HPでは新たにQ&Aの追加、エラッタ、逆転裁定も更新されていますので、ぜひチェックしてください。

ブログの方でも、今回の更新において特に重要な部分をピックアップしてご紹介します。
文章量が多くなりますが、重要な部分ですので、ぜひ読んでください。

●プレイヤーの投了
各プレイヤーは双方の山札が無くなった時以降と、時間制を用いる場合の時間切れ以降以外は、いつでも投了を宣言することができます。投了が宣言された場合、どんな場合でも投了を宣言したプレイヤーの負けでゲームを終了します。

というルールが追加されました。
これは第12回日本選手権本戦で適用したものと同じルールです。
このルールはフロアルールにある「相手に投了を促す行為を禁止する」というルールを遵守するために作られました。
本来、大会では相手に投了を促す行為は禁止されています。
しかし、中には「自分はこのままだと山札切れ判定勝ちだ。しかし、山札切れ判定勝ちでは優勝できない。だったら、相手にどうせ負けなんだから投了してもらおう」と、考える人がいないとも限りません。
このように対戦相手に「どうせ負けなんだから投了してください」という行為は当然罰則の対象となります。
このルールはそのような行為を未然に防ぐために作られました。

●効果への割り込み
今回の総合ルールでは「Aする。効果適用後、Bする。」というテキストについて、より詳しく表記しています。

2-3.効果適用後
「Aする。効果適用後、Bする。」という表記のカードはAの内容が適用されない場合、Bの内容は適用されません。また、Aの効果によって誘発される効果はBの発揮前に解決されます。

つまり、Aの効果によって何か効果が誘発した場合、まずその効果を解決してからBの効果を解決します。
例えば「氷晶姫アンゴルボダ」が「イニシアチブ:x」を持つ「ワイト」に□氷晶塵を使用しました。これに対抗して「ワイト」が◎新しい媒体を使用した場合、どう解決するかと言いますと。
まず対抗連鎖にしたがって◎新しい媒体が解決され、その後□氷晶塵が解決されます。
その□氷晶塵の解決ですが、最初に「Aする。効果適用後、Bする。」のAである【吹雪:このユニットの防御力】ダメージを解決します。そこでダメージが適用され、防御力以上のダメージを受けることで「ワイト」に死亡効果が適用されます。「ワイト」に死亡効果が発揮されたので、◎新しい媒体の効果が解決され、「ワイト」が手札に戻ります。その後、Aが適用されているので、Bである「イニシアチブ:x」を持つ場合、破棄するの解決に移りますが、対象がいないため効果は適用されません。
という風に解決していきます。

このルールは公式HPの「焔火の女神ブリガンディーネ」のQ&Aと矛盾します。
従って、「焔火の女神ブリガンディーネ」のQ&Aには逆転裁定が出ています。

●数値の入れ替えについて
数値の入れ替えについては、今まで定義されていたのですが、その定義の文章が分かりにくく混乱を招く要因になっていましたので、文章を追加し、例を付けることで分かりやすくしました。

●同一の項目への変更について
「属性:土」のユニットを「属性:土」に変更する。「防御力:3」のユニットを「防御力:3」に変更する。「行動完了のユニット」を「行動完了」にする。というような「ある項目について、同一の内容に変更する」効果は全て適用されないというルールが追加されました。

●常動型特殊能力の適用、再適用について
これが今回の一番大きな変更です。
今まで分かりにくかった常動型特殊能力の適用と再適用について、文章を追加しています。
詳しい内容については総合ルールを読んでいただくとして、ここではそこから重要な部分だけピックアップしてご紹介したいと思います。

1、常動型特殊能力の「条件」と「効果」
常動型特殊能力は「条件」と「効果」を持ちます。
「条件」は「~の場合」「~時に」で書かれた文章を指し、効果は「条件」の後に続く文章を指します。
「条件」を持たない常動型特殊能力は「効果」のみを持ちます。

2、常動型特殊能力の適用
常動型特殊能力は「タイミング」と「条件」の両方を満たすことで効果を発揮します。
「タイミング」は[戦闘]か「タイミング表記がない」かのいずれかです。
「タイミング」と「条件」を持たない常動型特殊能力は常に効果を発揮しています。

3、常動型特殊能力の不適用
「条件」のある常動型特殊能力は「条件」を満たせなくなった場合、その効果は適用されなくなります。

4、常動型特殊能力の再適用
常動型特殊能力は以下の条件を満たした時に、再度適用されます。

・「条件」を一部でも再度満たした場合
・「効果」に記されている「n」または「x」の値に変更があった場合

ただし、すでに「条件」を満たしている状態で、再度「条件」が満たされたとしても、再度その効果が適用されることはありません。
そして、上記2つの条件を満たす以外のことで、常動型特殊能力が再適用されることはありません。

常動型特殊能力については以上です。
総合ルールでは、それぞれの場合の例を載せているので、分かりにくかった人は一度そちらを読んでみてください。
これによって、公式HPの「リザードマン龍華騎兵」のQ&Aに逆転裁定が出ています。

今回の総合ルールの更新で重要な部分は以上となります。

今回は突然の更新で戸惑われた方もいらっしゃると思いますが、ブロッコリーは常にファイターの皆様が楽しく遊べる環境を目指しております。
今回の更新も楽しく遊べる環境作りへの一環とご理解くださいますと幸いです。

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1つのコメントがあります
  1. エラッタとルール改正が大量に来てます。

    全国大会前の大幅整備ですね。
    見たところ、この裁定はおかしいだろうという箇所が
    直ってますからこの対応には好印象です。
    本当はもう少し早くてもよかったと思いますけど
    全国大…