毎週火曜日はアクエリ公式HPの定期更新日です(9回目)

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20070606_20127[1]

皆さん、あくえりわ。寺田Pです。

改めて10th Anniversary Cupにご来場頂いた皆様、誠にありがとうございました。
本日の公式HPの更新にてイベントレポートが掲載されますので是非ご覧下さい。

本日のブログなのですが、メモリアルアイテムが発売されたばかりということで、その中の構築済デッキに注目したいと思います。
今回発売された構築済3種に関しましては出来る限り初心者でも使いやすいものとして構築しています。
既に購入された方、そして購入を考えておられる方の参考になれば幸いです。

今回はその構築済デッキの中から「結城 望デッキ」に焦点を当てて見たいと思います。
パッケージはコチラ。
MD_1BOX_A_0708
箱を開けると、中には構築済デッキとルールブック、入門ガイドブック、プレイマットが入っています。
まずは早速デッキを袋から取り出しましょう。
一番上にこのカードがあります。
PR223
このカードがこの構築済デッキのメインカードになりますので大事にしてください。
この子の名前は「結城 望」といいまして、アクエリの6つある勢力の中の1つ、E.G.O.という勢力に属しています。

このE.G.O.という勢力なのですが、主に超能力を使う女の子達が属しています。
また技術力も高く、近代的な兵器を多く有しており、サイボーグなどもいたります。
この「結城 望」は超能力を使う女の子で、高いテレパス能力を持っています。
ですので相手の考えていることを読み取り、更に相手の精神にダメージを与えることができます。
そしてその能力を示しているのがスキルといわれるものです。
カードのテキスト欄の真ん中あたりに「イニシアチブ」という単語がありますが、これは先制攻撃を示しています。
アクエリアンエイジは通常お互いに同時にダメージを与え合うのですが、先にダメージを与えることが出来るスキルですね。
相手の思念を読み取り、相手より先に攻撃を仕掛けることが出来ます。
さらに相手の精神にダメージを与えることを示しているのが、カード左下の数値(5)です。
ここは攻撃力を示しているのですが通常攻撃は( )でくくられていないのですが、精神攻撃という攻撃を持っている場合、その数値が( )でくくられます。
右下の数値が耐久力を示していて相手から受けるダメージにどれだけ耐えられるかを示しているのですが、精神攻撃の場合、耐久力は関係がなくなります。
左上の数値が精神力を示していまして精神攻撃はここに作用することになります。
精神力はそのキャラクターの心の強さを示しています。
アクエリの世界では、プレイヤーはマインドブレイカーという存在になって相手と戦うのですが、マインドブレイカーには戦闘能力はありません。
ですので「結城 望」など強力なキャラクターを自分の仲間にして戦うことになります。
ただ、もちろんただで仲間になってくれるはずがありません。そこでマインドブレイカーの特殊能力であるブレイクという行為が重要になってきます。
ブレイクとは他者を洗脳し、またその隠された潜在能力を覚醒させることをいいます。
なのでまずキャラクターを洗脳能力で支配し、潜在能力を覚醒させた強力なキャラクターで相手と戦う必要があります。
そこで肝となるのが精神力です。精神力の高いキャラクターはその分洗脳にかかりづらく、洗脳する為にはより多くのパワーを必要とします。
そして支配してからもパワーを与え続けなければなりません。パワーを与えつづけなければ洗脳は浅くなって行動することが出来なくなってしまうからです。
つまり精神力の高いキャラクターは洗脳しづらいですが、洗脳後パワーの数だけ行動が出来るという訳です。
で精神攻撃の説明になりますが、精神攻撃はその供給されているパワーに直接ダメージを与える攻撃です。
この攻撃によりパワーが0未満となってしまったキャラクターは洗脳が解け、その場から捨て札つまり退場となる訳ですね。
そうしてみるとこの「結城 望」は先制攻撃の精神攻撃(5)を持っているので、対等に戦うには自分もイニシアチブを持つかパワーを5以上持たなければ一方的にやられてしまう訳です。
さて次にプレイマットにご注目下さい。
まずはゲームをするための場の置き場とかが書いてあります。
これは対戦の時に使うとターンの流れとか、スキルの説明とか書いてあるのでとても便利です。
そしてそのプレイマットを裏返すとこの構築済デッキの解説書があります。
この解説書を見ながらデッキを見てみましょう。

MD_kaisetsu_A

ちょうど初心者講習会用のマニュアルがあるので構築済デッキ用にアレンジして説明をしていきたいと思います。

まずアクエリの世界なのですが、先程も説明しましたがプレイヤーの皆さんはマインドブレイカーと呼ばれる存在になります。
マインドブレイカーは自分ひとりでは戦うことができませんが、他の人間を支配して、自分の代わりに戦わせることができます。
マインドブレイカーであるあなたは、様々な能力を持つ人たちの力を使って、他のマインドブレイカーと戦い勝利を目指します。

次にアクエリの世界であなたの代わりに戦ってもらうことになる6つの勢力をご紹介しましょう。
アクエリでは、マインドブレイカーに協力するキャラクターがすべてカードで現されています。
協力するキャラクターたちは、6つの勢力のどれかひとつに所属していて所属する勢力はカードの色を見れば分かります。
今回勢力の説明でご紹介するカードは「結城 望デッキ」「厳島 美晴デッキ」「夜羽子・アシュレイデッキ」「メモリアルセレクション」に収録されているものからです。

・E.G.O.
白い枠のカードです。エスパーなどの主に超能力者の集団です。
PR223
・阿羅耶識
赤い枠のカードです。巫女、陰陽師などの、東洋の霊力を利用するキャラクターの集団です。
PR224
・WIZ-DOM
青い枠のカードです。魔女や錬金術師などの西洋の魔術を使うキャラクターの集団です。
2355
・ダークロア
緑の枠のカードです。獣人や吸血鬼、雪女などのモンスターの集団です。
PR225
・極星帝国
黄色の枠のカードです。異次元の地球からの侵略者達の集団です。
2386
・イレイザー
黒い枠のカードです。地球侵略を目的とした異星人の艦隊です。
2400

次にカードの種類についてです。
カードの役割で、カードの種類は5種類に分けられます。
今回は「結城 望」デッキに収録されているカードで説明します。
・キャラクターカード
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カード最上部にCharacter Cardと書かれているものです。
マインドブレイカーが力を借りる、キャラクターになります。
下部の横長の四角に書かれているのがカード名称。
その下にある四角いマークが分類アイコン。キャラクターの大まかな属性を表しています。
左上の数字が精神力。このキャラクターがどれだけ行動できるかという行動力を表す。
左下の数字が攻撃力。どれくらいダメージを与えられるかを表す。
右下の数字が耐久力。どれくらいダメージに耐えられるかを表す。
今回ご紹介している「ドジメイド」は▼(アグレッシブ)、シールド、バインド1、チャージ1というスキルを持っていて、スチューデントとワーカーの分類アイコンを持っています。

・ブレイクカード
カード最上部にBreak Cardと書かれているものです。
キャラクターカードが成長・進化した姿です。
基本キャラクターカードと同じ感じですが、右上にある勢力マークの数と数値がそのカードを使用する為にクリアしなければならない条件になります。
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「メガネっ子エスパー」はチャージ1のスキルと特殊な能力を所持しています。

またキャラクターカードとブレイクカードには特殊なカードが存在します。
それがネームレベルキャラタクーと呼ばれるキャラクターで、他のキャラクターとは違い、特定個人を表しています。
 “”で囲まれた個人名を持つキャラクターのことで今回のメインキャラクターである「結城 望」もネームレベルキャラクターですね。
他のキャラクターよりも強力な能力を持っていますが、デメリットとして、相手と自分あわせて、場にひとりしか存在できません。
ネームをもったキャラクターは、同じネームを持つブレイクカードでしかブレイクできません。

また今回の「結城 望」はマスターテレパス“結城 望”にいきなりブレイクすることが出来ますが、
スキムパス“結城 望”→トレスパス“結城 望”→マスターテレパス“結城 望”と順番を守ってブレイクすることで更に強力な能力を得ることが出来ます。
07190722PR223

・パーマネントカード
カード最上部にPermanent Cardと書かれているものです。
キャラクターにセットするアイテムや魔法の道具を表しています。
セットすることで各能力の数値を上げたり、特殊な能力を持つことが出来ます。
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「メイクアップ」は能力値の修正とシールド、バインド2のスキルを得ることが出来ます。
さらにエフェクトと呼ばれる特殊能力も得ることが出来ます。

・プロジェクトカード
カード最上部にProject Cardと書かれているものです。
マインドブレイカ-と仲間のキャラクターが使う、大がかりな魔法や作戦を表すカードです。
下半分の四角に書かれているのがそのカードの効果です。
こちらのカードは1回使ったら捨て札される使い捨てのカードです。
1920
「サイキックチャージ」は指定したキャラクターの攻撃力分のダメージを相手キャラクターに与えることが出来る強力なカードです。

・ファストカード
カード最上部にFast Cardと書かれているものです。
マインドブレイカ-と仲間のキャラクターが使う、簡単な魔法やちょっとした作戦を表すカード。
こちらのカードも1回使ったら捨て札される使い捨てのカードです。
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「サイキックノイズ」は目標のキャラクターのスキル・エフェクトを1つ全てを無効化出来ます。
「結城 望」のバトル相手がイニシアチブを持っていてそのままだと相打ちになってしまう場合に使用して一方的に倒したり、強力なエフェクトを持つキャラクターのエフェクトを無効化することが出来ます。

これだけ聞くと、プロジェクトカードとファストカードはまったく同じように聞こえますが、大きな違いがあります。
ファストカードは相手のターン中にも使えますが、プロジェクトカードは自分のターンでしか使えません。

続いて場の説明です。解説書をひっくり返してプレイマットに戻りましょう。

MD_playmat_0707 (1) (1)のコピー
・支配エリア
上下半分に分けた大きなエリアの、手前側です。
自分の仲間となったキャラクターが並ぶ場所です。
・勢力エリア
上下半分に分けた大きなエリアの、相手側です。
まだ味方でないキャラクターが並ぶ場所です。
・デッキ置き場
右側の真ん中に、自分のデッキを置きます。
・ダメージ置き場
デッキ置き場の奥、相手側の所に、ダメージとなったカードを置きます。
ここにカードが10枚置かれると、負けになります。
・捨て札置き場
デッキ置き場の手前側の所に、使い終わったカードを置きます。

これら6勢力・5種類のカードの中から好きなカードを使って、40~60枚のカードの束を作ります。
これをデッキと言います。ただし同じ名前のカードは4枚までしか入れられません。
ちなみに今回の構築済デッキは50枚で構成されています。
これをひとり1つ用意します。
対戦なのですが、まずお互いにデッキをシャッフルし、デッキ置き場に置きます。
ジャンケンで勝った方が先攻か後攻を選びます。
先攻・後攻が決まったら、それぞれ、手札としてデッキの一番上から7枚のカードをドロー(カードを引いて)して下さい。
なお後攻の場合、手札が気に入らなければ1回だけデッキをシャッフルしなおして手札を引き直すことが出来ます。

ゲームの流れですが、自分のターンと相手のターンを交互に行っていきます。
ターンは5つのフェイズに分かれていて、それぞれのフェイズで出来ることが決まっています。

まずは先攻のプレイヤーのターンです。
ドローフェイズ
なお先攻の場合、1ターン目のドローフェイズはありません。

勢力フェイズ
勢力エリアにキャラクターがいる場合、プレイヤーに攻撃してくる可能性があるフェイズです。
最初のターンでは何も起こらないので飛ばしてください。

メインフェイズ
最重要のフェイズです。
ターンプレイヤーが行動することの出来るフェイズになります。
各カードの使用とアタック。条件さえ満たせば順不同で何度でも行えます。
最初のターンではキャラクターカードのセットしかできません。
まずはキャラクターカードをセットしてみましょう。
手札からキャラクターカードを自分の勢力エリアに出します。
この時、置く場所はそのキャラクターの所属勢力の場所に置いていきます。
同じ勢力のキャラクターを複数出した場合は、先に出したものから順に置いていきます。
手札にある限り、何枚でも出すことが可能です。

パワーカードフェイズ
自分が既に支配しているキャラクターや、アクティブキャラクター(各勢力の一番上のキャラクター)に、
手札をパワーカードにして好きなだけセットします。
パワーカードとは手札1枚を裏返してキャラクターにセットすることでパワーカード1枚として扱われます。
精神力を超える枚数のパワーカードはつけられません。
こうして勢力エリアにいるキャラクターにパワーをセットしていって、パワーカードフェイズの終了を宣言した時に、
精神力分のパワーがセットされているキャラクターが、あなたの支配キャラクターとしてあなたの支配エリアに移動します。

ディスカードフェイズ
手札上限が7枚ですので手札が8枚以上の場合、7枚になるまで捨て札してください。
これでターンが終了です。
次に後攻のプレイヤーのドローフェイズから始まります。

後攻のプレイヤーのターン
①ドローフェイズ
後攻の方はドローフェイズがありますので、自分のデッキの1番上から1枚ドローして下さい。
以降の流れは先攻の1ターン目と同様になります。

先攻のプレイヤーの2ターン目
①ドローフェイズ
自分のデッキの一番上から1枚ドローします。
この時、支配キャラクターの中にドロー+Xのスキルを持っているキャラクターがいた場合、ドローする枚数が増えます。

②勢力フェイズ
勢力フェイズに勢力エリアにキャラクターがいる場合、プレイヤーに攻撃してくるかどうかをチェックします。
アクティブキャラクターが▼をもっているとプレイヤーを攻撃してきます。
プレイマットの勢力エリアと書いてある横にアタック順とありますので、その順番に従って、各勢力のアクティブキャラクターに▼があるかをチェックします。
▼を持っているキャラクターがいた場合、プレイヤーのデッキを目標にアタックしてくるので、それをデッキ本体で受けるか、自分の支配キャラクターでガードするかを選べます。
アタックを受けた場合、攻撃力分のダメージを受け、ダメージ判定をします。
攻撃力分の枚数を1枚ずつめくっていき、キャラクターカードだったら勢力エリアへ、それ以外のカードだったらダメージ置き場に置いていきます。
この際、ダメージ置き場のードが10枚になったら負けとなりますので注意して下さい。

ダメージを受けたくない場合は、ガードすることができます。
ガードする場合、ガードするキャラクターを指定し、そのキャラクターからガードコストとしてパワーカードを1枚支払ってガード宣言する必要があります。
アタック宣言に対してガード宣言が行われるとバトルが発生します。
バトルが発生した場合、プレイヤーはダメージを受けません。
バトルになるとダメージは同時に与え合います。ダメージの累積はありません。また、ダメージの余剰分はどこにもいきません。

③メインフェイズ
ここで、アタック宣言や様々なカードが使用出来るようになるでしょう。
カードを使用する場合、様々な条件をクリアする必要があります。
カードの上部にある勢力のマークがファクター。数値がコストと呼ばれるものです。

・必要ファクター
自分が支配していなければならない、その勢力のキャラクターの数(=勢力マークの数)です。

・コスト
支払わなければならないパワーカードの枚数です。
自分の支配キャラクターにセットされているパワーカードならどこからでも使用することが可能です。
    
・ブレイクカードの使い方
ファクターとコストを満たし、手札のブレイクカードを、自分の場のキャラクターカードに重ねます。
この時重ねられるのは、同じ分類アイコンを持つキャラクターのみです。
また、相手の場のキャラクターもブレイクすることが出来ます。但しその場合、パワーカードがセットされていないことが条件となります。
ブレイクしたキャラクターはすぐに自分の支配エリアに移動します。
 
・パーマネントカードの使い方
ファクターとコストを満たし、手札のパーマネントカードを、自分の支配キャラクターの下にずらして重ねます。
自分の支配キャラクターに、1枚ずつしかつけることができません。

・プロジェクトカード・ファストカードの使い方
ファクターとコストを満たし、手札のプロジェクトカード・ファストカードを、場に出す事で使えます。 
効果が発揮し終えたら捨て札します。

各カードの使用とアタック宣言は、条件さえ合えば順不同で何度でも行うことが可能です。

・アタック・ガード・バトルについて
アタック宣言させる場合、パワーカードのセットされている、自分の支配キャラクターをひとり指定します。
そのキャラクターからパワーカードをアタックコストとして1枚支払うことで、相手プレイヤーを目標にアタック宣言させることが出来ます。
アタック宣言をされたプレイヤーは、それに対し自分でアタックを受けるか、自分の支配キャラクターでガード宣言することが出来ます。

④パワーカードフェイズ
自分の支配、アクティブキャラクターに、パワーをセットすることが出来ます。
その際、手札だけからではなく、チャージXのスキルを持つキャラクターを支配していれば、その数値分のパワーをデッキから直接セットすることも可能です。

⑤ディスカードフェイズ
先程の説明と同じく手札上限を超える場合、超えた分のカードを捨て札置き場に置いてください。

以上でざっくりとですが、ターンの流れの説明は終了となります。

どちらかが10ダメージを受けたり、デッキにカードがなくなり、引くことができなくなるとゲームは終了となります。

かなり長くなりましたが、こんな感じなのですが如何でしょうか。
アクエリの魅力はカード画像をご覧頂いても分かるとおり有名なイラストレーターの方々に描いて頂いてる完全オリジナルイラスト、そして他のゲームのシステムと大きく異なるパワーカードシステムというゲームシステムで、いかに強力なキャラクターでもパワーがなければ何も出来ないということです。
パワーがなければ以下に相手が弱いとしてもガードすることができません。またキャラクターがファクターに直結している為、キャラクターの支配についても奥深い読みが必要になります。
強力なキャラクターのパワーをコントロールして動けなくさせたり、相手のファクターやパワーを削ってカードを使えなくさせたり。相手の支配キャラクターの分類アイコンを見て相手のメインブレイクを読んだりetc・・・
でもやっぱり実際にやってみるのが一番ですので宜しければ是非プレイしてみてください。

それでは大変長くなりましたが今日はこの辺で。またあくです!

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