【モンコレ】本当にあった怖い話

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村瀬@ちーです。
さて明日はいよいよ2月13日。2月14日がお休みなので、世間的にはバレンタイン本番なのではないでしょうか。そして、そんなイベントには関係ないと見せておいて、ブロッコリーカードゲーム課的にも明日はバレンタインです。某御方がちょこれーとという名の何かを作成してくださる日なのです。ほらぁです。すぷらったです。
そんなわけで今日は怪談です。
 
 

 
 
事件が起こったのは、2009年2月6日の夜のことでした。
夜遅くまで仕事をしていた私は、同じ課の人間3人とともにお好み焼きを食べに行きました。
怪しいメニューの多いお店だったのですが味は文句のつけようがなく、おいしくいただきました。
このまま帰っていれば、美味しいお好み焼きを皆で食べに行きましたという話しで終わっていたに違いありません。
しかし、お好み焼きを食べ終わった22時。何を思ったのか、私は先輩についお願いしてしまったのです。
 
「今から、会社に戻ってモンコレを一戦やりませんか?」

 
と。
 
 
それが全ての始まりでした。
快く引き受けてくださった先輩と社内へと戻り、モンコレを始めます。
時にはデックを調整し、時にはデックを変え、ダイスの転がる音が社内に木霊します。
私たちが対戦を重ねるうちに社内からは一人姿を消し、二人姿を消し、気が付けば残っているのは私と先輩の二人きりになっていました。
それでも、私と先輩は何かにとりつかれたかのように、モンコレを続けます。
デックを調整し、ダイスを振り、対戦が終われば相手のデックをカットします。
「お前ら、何やってるの?」
そんな声が聞こえたのは、ナチュったせいで私のポセイドンがフェンリルに瞬殺された時のことでした。
私たちはゆっくりと振り向きます。
そこには、いつの間にか帰ったハズの上司が側に立っているではないですか。
「いえ……モンコレを……」
まさか上司がいるとは思わなかった私は、驚きを隠せず素で返してしまいました。
ボケを忘れてしまうとは、どうかしていたのかもしれません。
「……いい加減、帰って寝ろよ」
ボケることを忘れてしまった私が許せなかったのか、上司は溜息混じりにそうつぶやくと、自分の席へとついて仕事を始めます。
どうやら、仕事を片付けに再び出社したようです。
時計の針は2時をさしています。
こんな時間から仕事を始めるとは本当に頭の下がる思いです。
「そろそろ、適当なところでやめようか」
「そうですね、いい加減、帰りますか」
そう会話した私たちがモンコレをやめたのは1時間後のことでした。
 
 
結局、会社を出たのは西日が差し込み始める15時のことでした。
……本当にモンコレは怖いですね。
 
 
これは本当に怖い話です。
自分のデックの中には入れた覚えのないカードが多数入っているのです。水単ヴィヴィアンデックにポセイドンは入れていなかったはずですし、先輩のデックにフェンリルは入っていなかったはずなのです。それなのに気が付いたら私のポセイドンがフェンリルに蹂躙されているのです。ウォードラムが怖いのです。ナチュるのはもっと怖いのです。
上司は土曜日に出勤してお仕事を進めていたのです。お仕事いっぱいなのです。
そして何より、帰って起きたら日曜日で、私の土曜日はどこかに行ってしまいました。
とても怖い出来事でした。

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