アクエリアンサバイバルトーナメント17 優勝チームインタビュー

このエントリーをはてなブックマークに追加

<あくえりあるある>
「あくえりあるあるー。キャラが少なくって引き直ししたら、引き直しした手札の方がキャラが少ないー」
「あるあるー」
「トトカルチョの試合なのに、お互いの場にネームレベルが出ないー」
※1
「あるあるー」
「勢力のアタックで主力カードが落ちてドローしてもキャラしか引かないー」※2
「あるあるー」
「ブレイクカード引いたのに、素体をまだ引けてないー」
「あるあるー」
「倉庫でPRカード探してたら棚からアクエリの段ボールが降ってきた―」※3
「あるあ……、…ないわー」
※1スタッフ的に見せ場が少なくて大変困る事態。トトカルチョ1回戦目がそうでした。
※2「ばか・・・な。主力カードの8割がダメージとパワーカードで落ちるだと…」「いいパンチですね」←当時の会話
※3えびの実話。2回ありました。どちらも腰を痛めたくらいで無事でした。

みなさんあくえりわ。えび@大会担当です。
もういくつ寝るとコミケですよ!約3週間?早いっ!
コミケに行かれる方もお友達でアクエリ過ごす方も、今年も残りわずか。
組もうと思ったデッキの組み忘れはありませんか?
友達に借りたカードは返し忘れていませんか?
新年はあらたな気持ちでアクエリすべく、アクエリでやり残したことがある方はお早めにっ!

それでは今回は、12月4日(日)に行われました「アクエリアンサバイバルトーナメント17」の優勝チームインタビューです~

アクエリアンサバイバルトーナメント16優勝チーム:黒ネコ同盟チーム(左からハリーさん・春紫苑さん・はるかさん・sueさん・キリさん)

優勝チーム

Qあなたのアクエリ歴はどのくらいですか?

sueさん:SagaIから
はるかさん:SagaI 「獅子の戦旗」からです。
春紫苑さん:SagaI「覚醒の乙女たち」から
ハリーさん:SagaIβ版から
キリさん:10年

Qあなたの好きな勢力・得意な勢力を教えてください。

sueさん:ダークロア
はるかさん:阿羅耶識です。
春紫苑さん:(好きな勢力)特にないです。 (得意な勢力)なんでもやる。
ハリーさん:(どちらも)E.G.O.
キリさん:(どちらも)極星帝国

Q今回の大会で優勝した感想は?

sueさん:苦しかったです(初戦以外3勝で勝ち上がりました)
はるかさん:個人戦積は3勝3敗でしたが、チームのみんなが頼もしかったです。
春紫苑さん:みんなありがとー
ハリーさん:みんなありがとー。
キリさん:念願でした。チャンカーに行けてうれしいです。

Q今大会で使用したデッキをどんな風に使うのか、またはデッキの特徴教えてください。


sueさん
:2ターンの裏に「ラブ・フェロモン」を相手に打ち込む!!
はるかさん:織倉さん(“織倉 縁”)で守りながら、最後に呪縛で駆け抜けます。
春紫苑さん:対イレイザーに勝てるように組みました。でも決勝ではイレイザーに負けました。
ハリーさん:“小石川 愛美”を2段目までたてて、(相手が整う前に)アタックします。
相手が対(E.G.O.の)スチューデントデッキの時などは“明音 鈴”や「デジタルフュージョン」で頑張ります。何かされたら「仙術書」で防ぎます。
キリさん:2ターン目に“鬼狸狐”を出し、「ラブ・フェロモン」で相手のファクターをつぶします。後は力押し。

Qアクエリアンエイジチャンピオンカーニバル2011への意気込みをお願いします。

sueさん

:今度こそは決勝トーナメントに行きたいです。
はるかさん:前回(昨年)の成績を上回りたいです。
春紫苑さん:今度は決勝に残る!
ハリーさん:頑張ります。
キリさん:初めてなので、とにかくガンバリます。

++++++++++++++++++++
インタビューへのご協力、有難うございました。また、優勝おめでとうございます!

ギャラクシースタイルは構築済デッキで組みやすいイレイザーブレイクスルーで駆け抜ける極星帝国、スタンダードスタイルは“レイチェル・ルォノヴォーラ”を中心にしたダークロアやこれに対抗するためのタレントやスチューデントを中心にしたE.G.O.、エクストリームスタイルは「約束の世界」で大幅強化したE.G.O.「アクエリアングランプリ2011 2nd stage決勝大会」で結果を残したイレイザーが多いのではないかと予想された今大会。

ふたを開けてみるとギャラクシースタイルにはこれに加えてWIZ-DOMが、エクストリームスタイルはイレイザーの代わりにダークロアと極星帝国が当初予想していたよりも多くみられました。

今回の優勝チームのデッキを順に見ていきたいと思います。
まずは新スタイルであるギャラクシースタイルから。
春紫苑さんのチョイスしたのは「極星帝国」中心のデッキ。
焼きカードで相手を遅らせて、ブレイクスルーのスキルで相手プレイヤーへの強襲を狙うデッキです。
プロジェクトカードとファストカードには「デュアルサンダー」「ソニックブレード」を採用。
「デュアルサンダー」は焼きカード。使用するのに3ファクター必要ですが、相手のアグレッシブのスキルを持つキャラクターを捨て札し、展開を遅らせます。
こちらが展開し相手の準備が整う前にキャラクターでアタック!相手がブレイクしていないキャラクターでガードしたら「ソニックブレード」でブレイクスルーのスキルを付与しプレイヤーへのダイレクトアタックを狙うといった戦法のデッキです。
極星帝国は攻撃力がそこそこ高いので、相手の展開が遅れていれば多少のブレイクが存在していても、相手に相打ちを狙いにいけることも多くあります。
ブレイクしていたら相打ちに、ブレイクしていなければダイレクトアタックに。
この2択を迫られると相手は結構困るはずです。
ネームには場にセットされるとデッキからパーマネントカードを1枚手札に加えられる「戦士“エイラ・ロウ”」と、新シリーズのヒロインの一人であり「デュアルサンダー」のようなアビリティと「ソニックブレード」のようなエフェクトを持つ「ソードファイター“フォルナ・スウェーデンボルグ”」を採用しています。
また、今回多かったイレイザー中心のデッキや、ブレイクスルーのスキルでの相手オーナーへのアタックにより特化したイレイザー&極星帝国のデッキを意識して「シャーマニック・ペンダント」を3枚投入。レジストイレイザーのスキルで優位に立ちまわることができます。

次はスタンダードスタイルのハリーさんのデッキ。
こちらは今回のスタンダードスタイルでよくみられたE.G.O.のデッキです。
ベースは多段ブレイクの“小石川 愛美”をメインのアタッカーに据え、“小石川 愛美”を「デジタルフュージョン」でフォローしながら戦います。
相手のファストカードの対策として、タッチ勢力を阿羅耶識にし「仙術書」を搭載。
同系のデッキで見かける「デジタルフュージョン」や「ベルゼバブの渇望」などをカウンターできます。
バインド1のスキルでバトルに耐性はあっても、相手が付与されるペネトレイトはかなり脅威。
これがケアできるのはかなり大きいです。
また、同じスチューデントアイコンのデッキを意識して“明音 鈴”を用いています。
「体育会系女子中学生“明音 鈴”」はレジストスチューデントを持っているので、先に“小石川 愛美”を出されていても「デジタルフュージョン」+「体育会系女子中学生“明音 鈴”」で突き抜ければかなり怖いものなしです。
「コスプレ売り子」や「新米エスパー」などでブレイクカードのコストを手札に加えやすいので、序盤でパワーカードに手札から重要なカードを入れても、回収できる可能性が高く、カードを無駄にすることがありません。
ただし、相手の「キネティックシュート」や「グラビトン」などのファストタイミングの除去には注意。

続いて、スタンダードスタイルのはるかさんのデッキ。
こちらは阿羅耶識中心のデッキです。「望刻の塔」で収録された“織倉 縁”を中心に、“葛洪”「護巫女“厳島 美鈴”」「水鏡巫女“水樹 鏡花”」といった強力なネームレベルで固め、多様なファストカードで自分の都合のよい場を作り出すデッキです。
“織倉 縁”はバインド1・ブレイクスルー・チャージ3の3つのスキルの他に、“織倉 縁”のオーナーに与えられるダメージを軽減するアビリティを持っています。
スタンダードで多い「エンジェリック・アイドル“ミコト”」のエフェクトのようなプレイヤーを狙ったダメージを軽減できるのは貴重です。
また、「魔絶ちの法」や「送り雛」、「太古神法」のようなカウンター以外にも、「護巫女“厳島 美鈴”」「水鏡巫女“水樹 鏡花”」といったネームブレイクでスペル系をがっちり封じ込めます。
サイズで大きいダークロアには「万里の長城」を出してしまえば、ファクターが多い限り固め続けることができます。
また、「ゴシックヴァンパイア“レイチェル・ルォノヴァーラ”」のアビリティは強力ですが、これはタッチ勢力を極星帝国にし「オクタヘドロン」でケア。
ブレイクカードがセットされた際に発動するアビリティの対象を代わりに選択できる効果ですが、これで「ゴシックヴァンパイア“レイチェル・ルォノヴァーラ”」自身を選択してしまえば、“レイチェル・ルォノヴァーラ”も怖くありません。
阿羅耶識は精神力が高いので、勝てる状況をしっかり作ったら「呪縛」を駆使しアタック。勝ち星をがっちりつかみます。

そして最後にご紹介するのはエクストリームスタイルのデッキ。デッキレシピをチェックして頂いた方はあれ?っと思ったかもしれませんが、sueさんとキリさんのデッキはほぼ構成が同じです。
ダークロア中心のデッキではありますが、ブロックトーナメントでかなり多かったゴーストアイコンデッキや“レイ=アルカード”デッキではありません。
デッキのメインブレイクは「約束の世界」登場のブレイクカード“鬼狸狐”
対戦相手を目標にアタック宣言した際に攻撃力や耐久力があがるアビリティを持っているのですが、重要なのはここだけではありません。
一段目はセットされた時に、2段目はセットされた時と対戦相手を目標にアタック宣言した場合に、デッキの中からネームを持たないキャラクターカードを支配キャラクターとしてセットできます。
うまく展開すれば2ターン目で4ファクター以上を稼ぐことも可能です。
そしてこのデッキでもう一つ軸になるのが「ラブ・フェロモン」
2つの効果を選べるファストカードなのですが、1つはアタック宣言に対してガード宣言が行われていない場合に限り対象になったキャラクターにガード宣言させるというもの。
もう1つは使用できるのが効果を与えるキャラクターのオーナー限定の勢力フェイズ中だけですが、メインフェイズの開始時に対象のキャラクターを適正な目標となるプレイヤーにアタック宣言
させるというものです。
ピンとこないかもしれないので長くなっちゃいますが使用例を出しますね。

プレイヤーA・・・ラブ・フェロモンを使う側のプレイヤー
プレイヤーB・・・プレイヤーAの対戦相手のプレイヤー

1つ目の効果
プレイヤーBの勢力フェイズ中、勢力エリアのアグレッシブのスキルを持つアクティブキャラクターからの攻撃を、オーナーで受ける宣言をします。
これに対してプレイヤーAはプレイヤーBのメイン勢力の支配キャラクターaに「ラブ・フェロモン」を
使用。
勢力エリアのアクティブキャラクターとプレイヤーBの支配キャラクターがバトルします。

2つ目の効果
プレイヤーBの勢力フェイズ中、「ラブ・フェロモン」をプレイヤーBのメイン勢力の支配キャラクターaに使用宣言。
メインフェイズ開始時に支配キャラクターaがプレイヤーAに対してアタック宣言、これをプレイヤーAはアタック宣言してきたキャラクターaを倒せるキャラクターでガード宣言。

1つ目の効果は序盤でファクターを伸ばすことができれば相手の展開妨害にかなり有効。
序盤の1ファクターの差はかなり大きいです。
エクストリームスタイルだと0コストのカードのコストを上昇させるカードが存在するので、軽ブレイクには「珊瑚礁マーメイド」を採用。デッキを3枚捨て札すればコストを無視できるので、序盤で一気にファクターを稼ぐことも可能です。
また、前述の“鬼狸狐”でのファクターブーストと非常に高相性です。
2つ目の効果は中盤以降でも十分効果があります。
特に相手がネームレベルを出していても向こうが状況的に不利な場合は盤面がこう着する可能性があります。そんな時にこのカードで強制的にバトルに引きずり出してしまえばいいのです。
さすがにネームレベルが引っ張り出されると相手もカウンターに動く可能性がありますが、阿羅耶識のようなエフェクトでのカウンターでなければ、カウンターする回数も限りがあります。
相手の手札がわずかな状態で「ラブ・フェロモン」に対してカウンターしてくれれば、それだけ他のカードが通しやすくなるというもの。
強力な「エリスの黄金林檎」などが相手に打ち込みやすくなります。

対戦中にみなさん「ラブフェロモン」が飛び出して「ちょっと確認させて下さい」という人もかなり多く、非常に奇襲性があるとても面白いコンボです。
相手が崩れてしまえばあとはひたすら攻撃あるのみ!

この日のためにそれぞれのスタイルで有効そうなチョイスで挑んだ黒ネコ同盟の皆さん。
環境を読みながら有効だと思える組み合わせをしっかり磨いた結果だと言えると思います。
改めておめでとうございました!

それでは今回はこの辺で。みなさんまたあくです~。

トラックバックURL :
コメントはありません