「あ、待って。まだ読んでない」
「もうっ、またぁ?読むの遅いよ」
「じゃあ、あなたが声に出して読んでくれれば、あなたのペースで読めるわ」
「えーーっ なによそれイヤよぉ」
ほんのちょっと昔、あるところに本を好きな2人の女の子がいました。 いつも、女の子たちは1冊の本を一緒に読んでいました。 ページをめくる際にどちらかのペースに合わせなければならなかったので ケンカが絶えませんでした。 別々に違う本を読めばいいのに…… それでも女の子たちは今でも1冊の本を一緒に読んでいます。
……読書の秋ですね(^^)
©2004 さかいきゅう太/BROCCOLI
05年6月23日更新