中井まれかつカップ優勝チームインタビュー

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<ある日のイベント課>
中井まれかつカップのスコアシートを見ていて。
「チーム戦はその時の旬って影響しますよね。みんな魔法少女とか凛!っとしてるのとか大好きですね!」
「昔からの伝統ですね」

えびも魔法少女とか凛!としてるの大好きです。

みなさんあくえりわ。えび@大会担当です。
先日の「アクエリ祭り2011四国会場」にご来場いただきました皆様、誠に有難うございました。
いよいよ今週末は近畿会場と中部会場で行われる「アクエリ祭り2011」。
ここまで優勝した方のデッキは

極星帝国

極星帝国

6色ビート

ダークロア

ダークロア

ときたわけですが、はたして今週末はどんなデッキが優勝するのでしょうか?
今週末はえびがこっそり紛れ込んでいますので、大阪・名古屋の方は宜しくお願いします。

また、延期となっておりますアクエリ祭り2011東北会場につきましてですが、今回震災の影響もありブロックトーナメントの予選大会が実施できなかった主催者様も多かったため、特別予選を実施の上、アクエリ祭りを開催いたします。
特別予選、ならびにアクエリ祭りについて近日中にお知らせできると思いますので、東北地方の方は是非こちらをご確認ください。

さてさて、本日は5月29日(日)に行われた、「カードゲーム感謝祭2011春」内の「中井まれかつカップ」の優勝者インタビューです。

前回のブログでもかきましたが、こちらは大会当日のデッキ分布。

E.G.O.…13.5%
阿羅耶識…21.9%
WIZ-DOM…13.5%
ダークロア…14.6%
極星帝国…19.8%
イレイザー…15.6%
その他(キャラビートなど)… 1%

基本的に大きな差はありませんでしたが、最多は阿羅耶識、次点が極星帝国でした。

それでは優勝チームインタビューです。

中井まれかつカップ優勝チーム:「円環の理に導かれて……」
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Qあなたのアクエリ歴はどのくらいですか?

紅い彗星さん:10年くらい
ののの/オールフィクションさん:10年くらい
げそぴのからださん:10年くらい(悠久の処女宮とかそのくらいから)

Qあなたの好きな勢力・得意な勢力を教えてください。

紅い彗星さん:強い勢力に勝てる勢力と光が(ry
ののの/オールフィクションさん:白と青
げそぴのからださん:極星帝国とイレイザー。楽に殴れるから

Q今回の大会で優勝した感想は?

紅い彗星さん:(5戦中)3回も負けたゴミです。重要な局面で勢力にフタをしたリバーリザードは絶対に許さない
ののの/オールフィクションさん:チームメイトの2人に迷惑を掛けたくなかったので、実績と信頼の黄単アンデッドを使いました。
げそぴのからださん:(賞品の)ニンテンドー3DSうれしいです。チームで調整して、全員黄単アンデッドで優勝を狙いました。弱気に天草(魔神転生“天草四郎時貞”)を削ってシルマリル(エルヴン・プライマル“シルマリル”)を入れたけど使いませんでした。チームのみんなありがとう!!愛してる!!

Q今大会で使用したデッキをどんな風に使うのか、またはデッキの特徴教えてください。

紅い彗星さん:ネーム並べてればええねん
ののの/オールフィクションさん:3ターン目に「黒薔薇天使」or「ゾンビ天使」or「騎士の鎧」から「九柱神“ネフティス”」or「アンデッドメイド“アルテルフ”」への着地を主軸にしたデッキです。
げそぴのからださん:「九柱神“ネフティス”」or「アンデッドメイド“アルテルフ”」を出す、殴る。「次元の檻」と「アブソリュート・ヴァニッシュ」と「コープスダンス」を使って状況に応じて攻める。できれば先攻がベスト。(阿羅耶識の)「万里の長城」はきついです。ドローキャラが耐久力1なので(E.G.O.の)「キネティックシュート」もつらい。

「円環の理に導かれて……」チームのみなさん、ありがとうございました。
インタビューにもある通り、メンバー全員が極星帝国のアンデッドアイコンを軸に構築したデッキ。
メンバーの紅い彗星さんがブロックトーナメント2011関東ブロック決勝で優勝した際に用いていたのが同系統のデッキでした。

キャラクターカードはアンデッドアイコン以外の部分はメンバーによって異なりますが、ブレイクカードを見てみると、枚数こと違うものの、1スロットを除いて全て同じカードを採用。

また、パーマネントカード・プロジェクトカード・ファストカードの3種も、採用しているカードは全て同じで「騎士の鎧」「アブソリュート・ヴァニッシュ」「次元の檻」「コープスダンス」の4種です。

「騎士の鎧」は極星帝国のキャラクターの確保用、「次元の檻」はダメージ置き場の枚数に依存する「アブソリュート・ヴァニッシュ」や「九柱神“ネフティス”」のアビリティへのシナジーコントロール兼相手の場のロック。「アブソリュート・ヴァニッシュ」で苦手なキャラクターを除去し、こちらのアタッカー「九柱神“ネフティス”」・「アンデッドメイド“アルテルフ”」やサポートの「伏龍“諸葛孔明”」が捨て札になる場面は「コープスダンス」でカバーします。

ブレイクカードで唯一異なるスロットは守るか攻めるかの2択。ののの/オールフィクションさんは攻めの「魔神転生“天草四郎時貞”」を、紅い彗星さんとげそぴのからださんは「エルヴン・プライマル“シルマリル”」を採用しました。
現環境で万能と言われる極星帝国のアンデッドアイコンデッキですが、完全無欠というわけではありません。
「伏龍“諸葛孔明”」はプロジェクトカード・ファストカードから味方やプレイヤーを守りますが、エフェクトやアビリティへの耐性を与えることはできません。
また、エフェクトで仲間をメインフェイズ終了時までバトルによるダメージから守ることもできますが、エフェクトのコストが3コストかかるので、他のエフェクトに制限がかかってしまいます。
ダメージを与えたり直接除去するようなものならば「コープスダンス」でケアできますが、そうじゃないものがやっかいです。

このタイプのデッキが脅威なものの一部を挙げると、
・ペネトレイトのスキル(「体育会系女子中学生“明音 鈴”」や「剣巫女“弓削 遙”」など)
・「土御門家統主“土御門 紗綾”」の宣言そのものが制されてしまうエフェクト
・「ダークネスブラッド“レイ・アルカード”」のアビリティによるブレイクカードの捨て札
あたりでしょうか。
「体育会系女子中学生“明音 鈴”」は「生徒会迅速執行部」などで打点を上げてのペネトレイトはわかりやすいコンボですし、「土御門家統主“土御門 紗綾”」のエフェクトで行動が制限されてしまうと攻撃を仕掛けることができません。また、メインキャラクターがガード宣言できない状態で「剣巫女“弓削 遙”」で攻撃されると攻撃力が高くなくてもじわじわとダメージに苦しめられます。
また、「九柱神“ネフティス”」や「アンデッドメイド“アルテルフ”」のアビリティがどれだけ優秀でも、場に存在しなければ怖くありません。
「ダークネスブラッド“レイ・アルカード”」のアビリティは直接キャラクターの除去をするわけではないため、横取りブレイクや特殊能力で直接セットされていない限り、ブレイクカードの捨て札でバインドXは使用できません。

これに対しての回答として採用したのが「エルヴン・プライマル“シルマリル”」。
1つ目のペネトレイトはスキル無効化のエフェクトでカバー。
2つ目のエフェクトも同じくエフェクト無効化のエフェクトでカバー。相手がエフェクトを使用してきても、レスポンスでこちらがエフェクト無効化してしまえば問題ありません。
3つ目にかんしては完全にケアできるわけではありませんが、既に「エルヴン・プライマル“シルマリル”」が場に出ていればアビリティでファストタイミングでセット可能。
セットされればターン終了時まで支配キャラクターを対戦相手のカードの効果から守れますので、“レイ・アルカード”のアビリティも防げます。

ですが、守りをとることでの弱点もあります。
それはこのデッキが叩きだす最高攻撃力。
「九柱神“ネフティス”」はダメージ置き場のカードが9枚ならアビリティによって精神力・攻撃力・耐久力が3ずつ上昇します。
攻撃力8点によるアタックは結構強力なのですが、これを妨げるのは「阿羅耶識」の「万里の長城」。セットされれば実質耐久力は+5点。「土御門家統主“土御門 紗綾”」や「剣巫女“弓削 遙”」にセットされると耐久力は11点。届かせることができません。
また、阿羅耶識のファクターの数以下の攻撃力のキャラクターはプレイヤーへのアタック宣言ができなくなってしまいます。」「アブソリュート・ヴァニッシュ」で耐久力を下げても攻撃ができない…なんてことも十分あり得、「アンデッドメイド“アルテルフ”」のアビリティを活かすための捨て身の攻撃すらできません。
また、もともと攻撃力の高いダークロアも、4女神シリーズでパワーアップされた女神が、実は攻撃力と耐久力が既に6点だった、ということだって十分ありますし、“レイ・アルカード”のアビリティで最高攻撃力が下がって、こちらも「コープスダンス」などで捨て札にならないけれど相手のネームレベルを倒すこともできない、ということだってあり得ます。

ここで注目するのはののの/オールフィクションさんが採用した「魔神転生“天草四郎時貞”」。アビリティの効果で最高攻撃力を上昇させてアタックさせることが大きな魅力です。
アイコンもアンデッドですし、「次元の檻」によるダメージ置き場へのシナジーもあります。
アタック宣言時に「万里の長城」で封じられる以上の攻撃力を超える必要はありますが、耐久力11点の壁を崩すことも可能です。
また、攻撃力が上昇するならネームレベルでないキャラクターをアタックさせて、相手のネームレベルを打ち取る…なんてこともできます。
アビリティによって捨て札になりますが、「コープスダンス」でバインド0と言えるならば、相手にとっては脅威そのものです。
阿羅耶識の多かったこの大会でのチョイスは有効だったのではないでしょうか。

それでは今回はこの辺で。みなさんまたあくです~

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