ブロックトーナメント2010九州・沖縄ブロック決勝大会優勝者 インタビュー

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みなさんあくえりわ!えび@マスク装着中です。

「木枯らしですって!ぴーぷー吹いてる!!」

昨日は木枯らしが吹いたり、北海道で初雪だったり?、都内でも13度まで下がったりと、一気に冬模様になってきました日本。みなさんお元気ですか?
カード部内はじわじわと風邪の猛攻を受けてピンチになっています。さぁ大変!
はたして寺田Pはマスクと冷えピタのない生活を何日続けられるのでしょうか。

さてさて。
先日の近畿・中部で開催された「アクエリ祭り」にご参加いただきました皆様、誠に有難うございました。
アクエリ祭り最後の2地区だったわけですが、スタッフにとっても楽しいイベントになりました。
名古屋ではちょっとだけ時間ができたので道場主代理とかやらせてもらいました。
カード触りながらいろいろお話するのは初心者経験者関係なく楽しいですね~。
またこんな感じでみんなで楽しめるイベントをやりたいですね!

それでは、今回は10月10日(日)に開催されました「アクエリアンブロックトーナメント2010九州・気縄ブロック決勝大会」優勝者インタビューです~

 

アクエリアンブロックトーナメント2010九州・沖縄ブロック決勝大会優勝者:綺羅さん

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Qあなたのアクエリ歴はどのくらいですか?

SagaIから10年程

Qあなたの好きな勢力・得意な勢力を教えてください。

赤、黒、青、コンボ

Q今回の大会で優勝した感想は?

とにかく幸運に助けられました。
デッキが旧王だったので、直前の調整に付き合ってくれた方々に感謝です。

Q今大会で使用したデッキをどんな風に使うのか、またはデッキの特徴教えてください。

「茨の枷」で相手の動きを遅らせて、「真珠の人魚姫“メディア”」+「アシッド・クラウド」のコンボで相手の場をコントロールします。

Qアクエリアンエイジチャンピオンカーニバル2010への意気込みをお願いします。

久々のチャンピオンカーニバルなので、全力で楽しんでいきたいと思います。
地方のプレイヤーとして、今後も地元のアクエリを盛り上げていきたいですね。

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「綺羅」さん、コメント有難うございました!

前半3地区、そして前日の中国・四国ブロックを終えて、主流の勢力はE.G.O.とダークロア。
E.G.O.は「“ミコト”」をメインに据えたデッキか「“小石川 愛美”」や「タイムジャンパー“千頭 さとり”」、「アクトレス“烏杜 零”」といったネームレベルを「デジタルフュージョン」+コストの軽いブレイクで強化するデッキ、またはその両方を仕込んだデッキが多く見られました。
一方のダークロアは「ゴシック・ヴァンパイア“レイチェル・ルォノヴァーラ”」を主軸とし、「悪魔“パイモン”」や「“宿利原 ぽち”」で補給と展開を急ぐタイプか「雪女“雪乃”」や「茨の枷」で相手の展開を妨害するタイプの2つがメイン。
ブロックトーナメントを勝ち上がるうえで、これらのどれかをチョイスするか、またはこれらにどう対抗できるデッキをチョイスするかが課題だったかと思います。

前日から一転、九州・沖縄ブロックではWIZ-DOMが多くみられました。中国・四国地方で優勝したのがダークロアデッキだったということで、自然と皆さんダークロアを意識されたのではないでしょうか?

その中で、優勝した「綺羅」さんがチョイスしたのは「ゴシック・ヴァンパイア“レイチェル・ルォノヴァーラ”」を用いないダークロアメインのデッキでした。
このデッキのメインカードは「真珠の人魚姫“メディア”」
持っている能力だけ見れば相手に分類アイコンを与えるだけというもの。バトルをする上ではそこまで強力なカードではありません。
「綺羅」さんのデッキレシピを見ても、ダークロアなので基本的な打点は高めですが、一番大型のネームレベルブレイクでも攻撃力は5点。デッキにはキャラクターの攻撃力などを上昇させるカードは積んでいません。
ですが、「真珠の人魚姫“メディア”」は、他のカードと組み合わせてこそ真価を発揮します。
「綺羅」さんが組み合わせたのは極星帝国のファストカード「アシッド・クラウド」
「アシッド・クラウド」は2つの効果をもったファストカードです。1つはパーマネントカード全てを捨て札する効果。そしてもう一つは、「マシン・アンドロイド・サイボーグ・サイボーグ♂」アイコンのキャラクターの精神力・攻撃力・耐久力を下げる効果です。
「真珠の人魚姫“メディア”」の能力で、相手に「マシン・アンドロイド・サイボーグ・サイボーグ♂」アイコンのどれか1つを与え、「アシッド・クラウド」で相手の防御力を0にして捨て札に!
コンボを成功させるには「真珠の人魚姫“メディア”」が場にいることが前提ですが、エフェクトを使用するために多数のマーメイドアイコンのカードと、「アシッド・クラウド」が必要です。
コンボのキーパーツになるものが手札に来るように、デッキにはエフェクトコストが手札に戻るキャラクターやブレイクカード、ブレイクする際のコストが手札に戻るキャラクターなどを搭載。
また「茨の枷」も入れ、相手の早い展開を防ぎます。

先に挙げたE.G.O.やダークロアのデッキではファストカードのカウンターカードはあまり採用されていないため、「アシッド・クラウド」を止めることができません。
また、ダークロアデッキの多くに使用されている「ゴシックヴァンパイア“レイチェル・ルォノヴァーラ”」、場にいるだけで対戦相手のコストを上昇させますが、「アシッド・クラウド」も「真珠の人魚姫“メディア”」のエフェクトもコストは低め。
極星帝国のファクターとマーメイドアイコンのカードさえしっかり確保しておけば、どれだけ強いネームレベルであっても、弱体化させることが可能です。「アシッド・クラウド」を2枚使用すれば耐久力は-6。回避するのは至難の業です。
とはいえ、「アシッド・クラウド」の使用できる枚数は限られており、さらに「アシッド・クラウド」を引くまでは相手の場をうまく妨害しながら機をうかがわなければいけない為、非常に操るのが難しいデッキ。
手腕が問われるデッキですが、盤面を見ながら冷静に、相手の行動1つ1つへ対処し操っていく姿が印象的でした。

主力の「真珠の人魚姫“メディア”」の能力はエフェクトのため、エフェクトを無効化されるとコンボを成立させることができません。
ですが、環境の主流とそれに対抗するデッキの流れを読みながら、「エフェクトを無効化する効果は少ない」と考えてこのデッキをチョイスしたのは作戦勝ちと言えるでしょう。

過去にいくつもの公式大会で上位を獲得し、何度もチャンピオンカーニバルへと出場した経験のある「綺羅」さん。はたして今年は日本一の冠を手に入れるのでしょうか!?

それでは今回はこの辺で。みなさんまたあくです~

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